「世界のなんだコレ、ミステリー」に登場した「奇跡の犬」と呼ばれる文福くん。
犬と暮らせる老人ホーム「さくらの里山科」のワンちゃんです。
この記事では、
- 文福の年齢
- 犬種や性別
- 現在の様子
- これまでの変化
このようなことについてまとめています。
早速見ていきましょう!
“看取り犬”文福の年齢や性別は?
文福くんは今年14歳〜15歳のオスです。
ただ、保護犬出身の文福くんですから、はっきりした年齢はわかっていません。
2012年保護当時は推定2〜3歳、それから12年程一緒に暮らしているのでそれくらいなのでしょう!
文福はまだまだ元気ですが、今年推定14~15歳。
さくらの里山科公式ブログ
文福くんが15歳だとしたら、人間でいう76歳です。
おじいちゃんだね
まだまだ元気でいてほしいですが、柴犬の血が入った雑種犬はどれくらい長生きしてくれるのでしょうか。
柴犬の雑種の平均寿命は?
柴犬の平均寿命は14.8歳と、犬の中では寿命が長いと言われています。
病気をしなければ18歳ほどまで生き、老衰でなくなる柴犬も少なくないんですって!
そして、文福くんのような雑種犬は一般的に元気で丈夫だと言われており、26歳8ヶ月まで長生きした記録が残っています!
文福くんも長生きしてほしいね
そんな高齢犬の文福くんですが、現在はどのように過ごしているのでしょうか?
“看取り犬”文福の現在の様子は?
文福くんは、現在も元気に過ごしています!
ただ、これまで20人以上を看取ってきた文福くん。
昨年文福くんと同じ部屋で過ごすパートナーがご逝去されたときは看取り活動をしなかったんだとか。
その理由に、
- 同じ部屋だから職員が気づかなかっただけ
- いつも一緒だから特別な動きをしなかった
- 嗅覚が衰えた
などが推測されていますが、文福くんが看取り活動をしなかった本当の理由はわかりません。
公式ブログでもこのように書かれています。
もしかしたら、文福の嗅覚が衰えた可能性があります。
さくらの里山科公式ブログ
体の毛も白くなりましたし、寝る時間も増えました。
さくらの里山科公式ブログ
何となくですが、匂いや音への反応も鈍くなっています。
さくらの里山科公式ブログ
しかし一般的な犬の老化は、視覚→聴覚→嗅覚の順に悪化し、鼻は最後の砦なんだとか。
でも文福くんは現在も変わらず元気に走り回っているみたいですよ!!
今だって、お散歩に出発する時なんて、ものすごい大ジャンプで、おおはしゃぎしていますよ。
さくらの里山科公式ブログ
足腰はまだまだ元気そうだね!!
とはいえおじいちゃんになった文福くん。
毛も白くなってきて保護された頃と見た目もだいぶ変わってきました。
文福くんの変化を見てみましょう!
“看取り犬”文福のこれまでの変化
体の毛も白くなったと言われる文福くん。
「さくらの里山科」のブログには文福くんの可愛い姿が沢山紹介されているので時系列で見てみましょう!
殺処分寸前の文福くん
この写真は2011年の文福くんです。
文福くんは、さくらの里山科に来る前、保健所で殺処分ギリギリのところを助けられたんです。
当時保健所にいる犬たちは、一日ごとに隣の部屋へと追いやられ、7日目は殺処分するためのガス室です。
その6日目の部屋にいた文福くんを救い出したのが動物愛護団体の「ちばわん」でした。
預かりボランティアさんちで過ごす文福くん
こちらは2012年初めの文福くんです。
「ちばわん」に救い出された文福くんは、預かりボランティアさんの家で過ごし、人と一緒に暮らせるトレーニングをしました。
その後、2012年4月「さくらの里山科」のオープンまもなく文福くんはやってきました。
家族にしてもらえて嬉しかっただろうね!
でも、それだけじゃないことを施設長は知っていました。
壁一枚隔てた先で、命を奪われる犬たちの声を聞いてきた文福くん。
「僕、いい子にしているでしょう!お願いです。このままここに置いて下さい。」
と、施設長に訴えていたんですって。
泣けてきます・・・。
看取り行動を始めたころの文福くん
2014年の文福くん。
文福くんが看取り活動を初めたのは、さくらの里山科に来て2年後からと言われているので、この頃からですね。
“看取り”に気付いたのは施設に入って2年後のこと、最期まで寄り添う明確な意思がそこに
ORICON NEWS
最初はある入居者さんの部屋の前でうなだれていた文福くん。
職員が気づき部屋に入れてもらうと、トイレや食事以外は片時も離れず、入居者さんに寄り添い続けたんだとか。
それから3日後、その入居者さんは天に召されました。
不安から開放された文福くん
2017年の文福くんです。
つらい過去を持つ文福くんは、「さくらの里山科」に来ても、ずっとここにいていいのか分からず不安だったんです。
そんな文福くんが、この頃から「さくらの里山科」を自分の家だと思えるようになったんだとか。
文福の声の内容が変わったのは、5年程が経ったころでした。
「ここが僕の家だよ!僕は嬉しいよ!」
文福の声はそう変わったのです。
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みんなの愛のおかげだね
2024年現在の文福くん
そして、2024年現在の文福くんです。
首周りの皮がダブついて、毛が少し白くなりましたね。
文福くんも少しずつ年を取っているのがわかります。
そんな文福くんですが、いつもはどこで過ごしているのでしょうか?
“看取り犬”文福は現在どこにいる?
“看取り犬”文福くんの現在の住まいは、特別養護老人ホーム「さくらの里山科」ですが、
2階Aブロックの1部屋
(2-1ユニット)
と呼ばれる入居者10名と犬4匹が暮らすユニットの一部屋に住んでます。
文福くんのスペースは変わりませんが2014年1月16日新たな部屋に引っ越してきて、パートナーも変わったんです。
公式ブログにこのように紹介されています。
文福が引っ越しをしました。
さくらの里山科公式ブログ
これが文福の新しいお部屋です。
と言っても文福のスペースは全く同じように作りましたので、変わり映えしません。
まとめ|“看取り犬”文福の年齢と現在の様子
いかがでしたでしょうか。
ここでは特別養護老人ホーム「さくらの里山科」の“看取り犬”文福くんについてお伝えしました。
- 文福くんは14〜15歳
- 人間の年齢で76歳
- 現在の文福くんは元気そうだが
- 嗅覚が弱り寝る時間が増えたとか
- 12年前に比べると白髪も増えている
このような内容でお伝えしてきました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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